2015/08/08

見上げ月 大野庄用水 木倉町

 金沢旧市街に暮らしていると「視界がパッと開ける」のは2つの川に架かる橋の上、もしくは3つの台地(卯辰山山麓、小立野台地、寺町台地)から坂を降りる途中、時折り広がる空、くらいで普段は「半分くらいは人が作った前景」込みで空を眺めるコトになる。子供の頃は、例えば「草原上空にぽっかり浮かぶ月」の光景に憧れたコトもあったけど・・この街特有の「月の光景」はやはりとても魅力的。
 金澤でも指折りの「美味しいお店」が密集する木倉町のお仕舞を勢いよく流れる大野庄用水。右、明治7年(1874年)開業の老舗の八百屋さんと、左は創業半世紀ちょっと和菓子屋さん(金沢では‘まだまだ新しい’お店の部類に入る)の間を流れる天正年間(1571年〜1591年の間)に完成したと伝えらる用水上の「見上げ月」。2015年06月04日 02時15分撮影


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2015/08/04

ブルームーン逍遥 見上げ月 浅野川大橋

 2015年のブルームーンは暑い暑い夏の最中、昼間日差しをタップリ受けた草木が吐き出す濃い香りが夜を満たすコトは年中湿度の高い金沢ならでは。実は長所と言っていい。香りは無意識のウチに日常の記憶と深く結びついて人生をより豊かに彩る。
 毎日多くの人が通勤通学で(2つの茶屋街を繋ぐ橋でもあり観光客も沢山)通る浅野川大橋も丑三つ時を迎えさすがに人通りは少ない。
 ひがし茶屋街に何件かある「それぞれ個性的で味わいのあるBar」から家路にホテルに戻る人には‘今宵の月見’を意識せずとも自然に目に入る「何気なくも味わい深い光景」金澤の日常に溢れる美の不意打ち。2015年08月01日 02時25分撮影
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2015/08/02

ブルームーン逍遥 見上げ月 東山

 2015年7月31日はブルームーン。(諸説あるけど、ひと月に満月が二度あると二回目をそう呼ぶらしい)盛夏の夜の濃い香りにも誘われて‘金澤旧市街らしい’お月見を楽しんだ時の一コマ。右は「昔は氷で冷やす冷蔵庫があった」元酒屋さん(今は引退して和菓子屋さんに貸している)左は文化庁登録有形文化財、金沢市指定保存建物にも指定されている現役の古い(明治37年築)米穀店。古い家並みに挟まれた(切り取られた)狭い空に顔を出す朧月。
 現在(目の前に確かに存在するコト)と夢幻が入り交じった、いかにも金澤らしい光景・・この瞬間はどちらかと言えば月の方が現在かもしれないけど。2015年08月01日 02時11分撮影



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