2015/07/19

金澤アヴァンギャルド 犀川大橋

 金澤のディテールには時々ハッとさせられる。さりげなく風景に溶け込んでいるので、毎日目にしているのに全然気づかないけど、よくよく観ると「ふ〜む・・なかなか攻めているなぁ」と感心する細部はアチコチに。
 例えばは犀川大橋が「五層」に塗り分けられているコトを認識している人は少ない・・よね? そして大橋正面にかかる「犀川大橋」の文字&縁取りがこんな大胆な配色であるコトに気付いている人はどれくらいいるだろう?
 今宵のお月様とお揃いの真ん丸い橋銘額照明も含め、この橋には他にも面白い細部がある。ぜひしばし佇んで、見つけて頂きたい。2014年09月09日 20時23分撮影
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見上げ朧月 犀川大橋

 意外(逆説的?)に思われるかもしれないけど金澤はとても月の鑑賞に適した街だと思う。
 複雑な地形は月の出から入りまで多彩な‘月の風景’を出現させ、変化に富んだ気候は(雨も多いけど雲間から月が覗く機会も多い)朧月が見られる機会が多いというコトでもあり。雨に洗われた真っ白い雲間から時折り覗く月を様々な前景に嵌め込み鑑賞するコトは金澤でのお月見の醍醐味、と言っていいだろう。
 夏が終わりに向い始める頃の宵、犀川大橋の枠組み越しに現れ隠れまた現れる月。まだまだ濃厚な夜の香りの中、もう一巡りあとの中秋の名月にボンヤリ思いを馳せながら。2014年09月07日 19時46分撮影
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鼓門夕景

  鼓門は完成当初の賛否両論期を経て、近年では世界からも大いに注目される様にもなり(アメリカの大手旅行雑誌Web版で、世界で最も美しい駅14選に選ばれたコトは記憶に新しい)撮影対象としても日々多くのカメラに収まっている。
 最も一般的なのは「少し離れた真正面」からの光景だろうけど、刻々と変わる‘金澤の光’との対比の中で「ディテールが魅せる美」もまたこの門らしい持ち味。
 徐々に暗さを増してくる春先の淡い曇天、もてなしドームとの対比も面白いアングル。見慣れているハズの対象から時折り‘不意打ち’される楽しみ。2015年03月23日 18時27分撮影
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2015/07/16

逢桜魔時

 ぼんぼり灯る浅野川大橋たもとを夜の帳と共に、妖しく艶のある桜の魔法が覆い始める頃。
 橋を渡って右に伸びる主計町茶屋街、こちら手前を右に曲がればひがし茶屋街。2つの茶屋街を繋ぐ川沿いの小径。これからお茶屋へ割烹へ繰り出す人、佇む人、お花見客、街の人々、辺り一帯全てが満開の夜桜の放つ柔らかなベールに包み込まれる。逢桜魔が時。
2015年04月11日 18時51分撮影

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艶桜 金沢城切手門脇

 兼六園に合わせて夜間ライトアップ無料開園する金沢城公園。ここは多くの花見客で賑わう二の丸内堀沿い桜並木の奥、切手門の内側にひっそりと咲く見事な枝ぶりの桜。若干動線から外れているコトもあって(後ろに建つ、明治31年築の旧陸軍第六旅団司令部で行き止まり。この桜もその頃植えられたのかな?)訪れる人は他に比べて少なく鑑賞には好都合。お花見の喧騒からちょっと離れてしばし一対一で向かい合ってると・・・何やら昔語りでも始めてくれそうな、老艶桜。2015年04月09日 20時58分撮影

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2015/07/08

朧月夜桜

 兼六園は桜が最も見頃な時期、大体10日間くらい夜間ライトアップ無料開放する(普通は逆?金澤人らしいおもてなしの表れだと思う)2015年は満開に満月も重なり(この宵は十六夜)絶好のコンディション。混雑を極める園内を避けて(新幹線開業後初の春でもあり)園外、観光客の動線からも外れた道路脇でしばしお月見&お花見。朧月が彼処に浮かんでなければ成立しない、この年このひとときだけの桜の光景。2015年04月04日 19時13分撮影
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2015/07/07

梅ノ橋鯉流し

 遥か昔に一度トピック書いたけど、あれからカメラの性能も随分良くなったのでもう一度。
 毎年5月の始め(大体2日から4日まで)浅野川梅ノ橋を舞台に地元小学校PTAの方々によってこの素敵な光景が出現する。毎晩美しくライトアップされている梅ノ橋、に吹き流しをズラズラっと並べただけで(とは言えなかなかの重労働。毎年ご苦労様です)もうそれだけで、出現する見事な光景。元々の風景の持つポテンシャルの高さ、との相乗効果。
2015年05月02日20時24分撮影
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2015/07/06

いもり光路

  左、金沢城公園の城壁、右はしいのき迎賓館。正面は兼六園。様々な生き物達の住処にもなっている旧市街中心部、生態系に配慮して極力照明は控えめになっている。
 以前にも取り上げている、いもり堀沿いに設えられた‘路面だけを照らす’照明。実際歩道に立つとこんな光景。ちょっと幻想的な光の路が暗闇に浮かび上がっている。柔らかくうねるその道筋は、昇ってきた月の明りを海原が反映している様にも見えなくは・・ない。そんな想像も楽しい5月の始めの金澤らしい朧月夜。2015年05月02日 19時42分撮影 

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主計町桜釉薬掛け

 金澤は昔から「雨の多い街」として知られてきた。実は4月から10月までは全ての月で東京よりも日照時間は長い(ここ30年の統計、ちなみに3月から11月までの総日照時間でも金澤の方が長い)ので、雨も多いけど「雨に濡れた街が輝く瞬間が多い街」でもある。
この日は春らしい薄曇りの雨模様。雨の釉薬がかかった茶屋街の石畳がボンボリに淡く浮かび上がる、いかにも金澤らしい光景。彼方に霞む卯辰山、水かさを増せど相変わらず優しい浅野川の水音、漂う春の香りの中の風雅な夕暮れ。2015年4月3日 18時17分撮影
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