2012/12/26

東京ではなく、金沢に住むという選択


例えばパソコンとネットがあれば仕事が出来る人達の様に「場所に限定されない」スタイルの仕事に従事する人が
「住む場所」として金澤を選択するコトが増えている。
実際私の周りにも東京やニューヨークから、一線の仕事を続けながら移り住んできた人がいる。
「そういう人達の受け皿としての金澤の魅力」をより高めるべく、老舗料亭「金城樓」を会場に
日本建築家協会北陸支部主催のシンポジウム「東京ではなく、金沢に住むという選択」が2012年の冬に開催された。
強力なパネラーが多数出席し長時間に渡るプログラム(5時間半で10分の休憩を2回挟んだだけ)は金澤らしく無料、
さらに2部ではビールが振舞われるなど大盤振る舞いのシンポジウム(^.^)
そのオープニングとして制作した三分強の映像✕音楽作品。
今回は旧市街の美しく多彩な日常の光景を「光」をテーマに構成。
住んでいる人達には「自分の街の素敵な趣きを再認識」して頂ければとても嬉しいし
訪れる方々には「観光ポイントだけではなく街全体に美しい光景が溢れているコト」をぜひ知って頂きたい。
2012年12月22日 金城樓にて
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2012/12/07

まるさんかくしかく 鈴木大拙館

開館からようやく一年少しの大拙館(かなり前から此処にある様な気がするのは・・・この場所にとても自然に溶け込んでいるからだろう。借景の‘本多の森’と一年中ホント見事な相乗効果を生み出している)
館の方から「壁面に反射する波紋が綺麗ですよ」とオススメされていたんだけど、なかなかそのタイミング、太陽が傾きつつある時に行けずにいた。
二度目の秋を迎えるこの年「今年は素晴らしい紅葉と一緒に、ぜひその波紋を見てみよう」と時間を見計らって出掛けた。
これは建物が水鏡の庭と壁面に幾何学的な影を落とし始め、その中で同心円がユラユラ輝くようになった時の光景。
「波紋を起こす装置」が作動するのは約三分に一度。静寂な水面に「ポワッ」と波が立ち・・円を描きながら進んでいき、やがて影の中に煌めく同心円が広がり、乱れ、消えてゆく。穏やかで美しい光景。
後で写真を眺めていてふっと思い立った。此処にもこの館の、大拙の重要なモチーフ「まるさんかくしかく」がある!
建物に巧みに仕組まれた同モチーフと違い、時間限定、天候にも左右される光景。
大拙翁がフラッと現れてニコニコと語りかけている様な・・そんな気もする。
2012年11月25日 15時00分撮影

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