2012/10/18

Blue moon逍遥 石川橋

「山錦樓」トピックからさらに30分ばかり。
時刻は午前4時を廻って、いよいよ傾いてきた月を石川橋で眺める。
小立野台地の終わりに位置する金沢城と手前の兼六園を結ぶ橋。
江戸時代は百間堀と白鳥堀(明治になって埋め立てられて、今はそれぞれ交通量の多い道路と緑の深い散策路になっている)の境目になっていた土橋(橋ではなく堤状のモノ)だった。
桜の季節には多くの観光客で一日中賑わうこの橋は、視界も広く月を眺めるにも絶好の場所。
雲が増えてきて隠れている時間が長くなってきたけど、こういう時チラチラと顔を出す月と刻々カタチを変えながら流れていく雲の創る瞬間瞬間の光景はいいモノ。しばしば惚れ惚れ。
月が広い空に千切れ浮かぶ雲に複雑な陰影をつけ何処か艶かしい背景を創りだしている。
石川橋の欄干をモチーフに時間をかけて丁寧に描かれた古い油絵の様にも見える、一瞬の月景色。
2012年09月01日 04時05分撮影
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