2009/11/26

金澤玉響 本光寺


十一月終わり頃の夕方、
夕陽を受けてシルエットを浮かべる、卯辰山山麓寺院群、本光寺の象。
見事な造形の本体に比べ、
二次元に還元された影はちょっぴり妖しくってユーモラス。
今にもモソモソ動き出しそう。
そして・・・なにか内緒話でも囁いている様にも見える。

このお寺は特に秋の午後、石段の上の山門に切り取られた紅葉がとても美しいので
(「えっ!あれは実在の景色?」って思うほど美しい)人を誘い込む。
私も思わず登ってしまった一人(笑)
ちなみに今の石段、遺構調査によって判明した藩政時代の階段を
既存石を使って復元したモノ。そういう細やかな配慮も金澤らしい。

辺りは枯れ葉のしっとりした香り。 透き通った、微かに暖かみのある空気。
(オリジナルは07年11月26日午後4時3分撮影)

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金澤玉響 月下の柳 初冬

冬の月は圧倒的。
真上近くまで登る月の光は澄んだ空気の中をほとんど劣化するコト無しに突き進んできて地上に張り付く。
季節は冬だけど月の季節は夏、そんなムード。
雲は真っ白で空は微かに蒼い。
夜中の真昼。
乾いた、微かないい香りのする大気を味わいながらいつまでも歩く。
ひがし茶屋街、螢屋前の広見に立つ柳越しに望む天頂の月。
この柳にはちょっとした曰くがあるらしいけど、確かにちょっと妖しい。
(オリジナルは07年11月26日午前1時26分撮影)

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