2009/06/28

金澤玉響 浅野川 中の橋 晩春

浅野川にかかる中の橋、東山側から主計町緑水苑方面を眺める。月がちょうど木立に架かりそう。
正面の松が能舞台鏡板に描かれた「老松」の様にもみえる。
このまま、能でも始まらないかな・・・
薪能もいいけど、満月能もいいだろうな。
それとも牛若丸が笛を吹きながら、向こうから歩いてきてくれないかな。
ホントにそんなコトが起こっても不思議は無さそうな・・・

現実と夢幻の境がほんの少し曖昧に。
金澤の夜歩きはかなり楽しく趣深い。
(オリジナルは07年6月28日午前0時31分撮影)

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2009/06/27

金澤玉響 犀川とゴイサギ


犀川
音を立てながら泡立つ澄んだ水面を
いつまでも見つめ佇むゴイサギ。

それにしても巧みにデザインされた姿。
その絶妙な色遣い、フォルム、純白の頭飾り・・・
そして微動だにしない態度・・・

金澤で散歩しているとちょくちょく「風景画の中に入り込んだ様な」心地がしてくるコトがあるけど

この眺めは「背景が動き続ける掛け軸」の様でもあり。
(オリジナルは07年6月27日午後3時45分撮影)

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金澤玉響 犀川の緑地公園 梅雨

中央児童会館横から始まり、雪見橋を越えて大桑橋まで延々、
緩やかな組曲の様に展開する緑地公園地帯。
ここは始まりから間もない場所。
楽曲に喩えるなら、導入部とはちょっと違う旋律、ハーモニーを使い
聴き手を「ハッ」とさせると同時に今までとはちょっとだけ違う次元に誘い込む箇所。
小川、池、小橋、柳、紫陽花・・・絶妙な配置によって出現した、心地良い異空間。
左側に盛り上がる犀川の土手が周りの、日常の景色を巧みに遮断しているコトもとても効果的。
兼六園はその地形を巧みに取り入れて作庭したからこその名園だけど、
現代に整備されたこの公園も「周りの地形をよく把握してそれに沿う様に」上手に造られている。
金澤らしい魅力を持った公園。
(07年6月27日午後3時26分撮影)

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2009/06/08

金澤玉響 晩春の夕暮れ 浅野川演舞場

延々何キロにも渡ってビューポイントが続く犀川と違って浅野川では割と短い区間にクライマックスシーンが何度も訪れる。下流から順に小橋、中の橋、浅野川大橋、梅ノ橋、天神橋、常盤橋、僅か1.6キロ強の間に掛かる6本!もの橋、その上からの眺めの変化(地形と橋の形が奏でるテーマ、折々の季節、時間による光の変化によるハーモニーの重なり)が見せる多様な美しさは金澤の貴重な財産の一つ。この街で暮らす人達の心に日々深く刻み込まれる風景。
これはちょっと曇りがちな晩春の夕暮れ、浅野川大橋に立って上流を眺める・・の図。
諸々美しく整い、灯もともり、濃い緑の香りが漂い、ちょっとウキウキしてくる時間。
これから夜に向け何かの幕が上がる様(舞台が始まりそう、もしくは既に上演中・・・)にも見えるのは私だけ?

ここで夕暮れを過ごす人達は、カップルでも友人同士でも一人でも
風景の一部となってそれぞれ自然と役割を担う・・という意味でも舞台の様であり、
また浅野川の真ん中から金澤を眺めるため特別にしつらえた桟敷席の様でもあり。
(09年6月8日19時22分撮影)

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2009/06/01

一泊二日で金沢に・・・

はじめまして。仕事の関係もあり、来週一泊二日で金沢に行くことになりました。本日ホテル(近江町市場のそばです)などおさえました。初金沢なので全く知識も地理感覚もなく…いろいろ勉強中です。一日目は11時に金沢着、翌日は17時に金沢発です。

いきたいところはたくさんあるのですが、一日目の夕方〜夜にかけて金沢美術工芸大学、翌日の日中に21世紀美術館には行かなくてはなりません。
この2つをふくめて、甘いものに目がない私(和菓子!)と、酒好きなダンナさんが楽しめるいいルートやおすすめスポットがありましたらぜひ教えていただけたら嬉しいです。
バスでぐるぐるまわって「松魚亭」「空海」「ゴーシュ」「近江町市場」などでお腹を満たすかんじかしらーと思っていますが、
なんとも地理感覚がつかめず…です。ご教授よろしくおねがいいたします!

>バスでぐるぐるまわって「松魚亭」「空海」「ゴーシュ」「近江町市場」
ふむふむ。まず最初に ・・・この四つは徒歩圏内です。一キロ四方には収まっています。
夜の食事が一回しかないので、そうですね・・・美大の夜の会合終わりを調べて「空海」さんを予約して
ここはタクシー使いましょうか。運転手さんには「梅ノ橋まで」言って下さいそこからは歩きましょう♪)
       
※ライトアップされた梅の橋。

まずは梅の橋からぼんやり浅野川を眺めて下さい。そして空海へ(三分くらいです)空海さんではリクエストを伝えるといろいろ店員さんがおすすめしてくれるでしょう。
ここで満腹にしてもいいのですがホンノ少しだけ余裕を残しておいて・・今度は「中の橋」を渡って浅野川を反対側へ。ひがし茶屋街に向かいましょう。
※こちらは中の橋。この橋を向こう側からこちら側に渡ってきて下さい。
「ゴーシュ」もしくは「照葉」さん、もしくは「Ryomon」さんでも・・・
※ちなみに「ゴーシュ」さんは朝4時頃までやっています。大体。
で、散々呑んで食べて・・・楽しんだ後は宇多須神社さんにお参りして今一度「梅の橋」で佇んで・・・徒歩で近江町の方へどうぞ。もう一回、空海さんの方へ行き「暗がり坂」を登って「久保市乙剣宮」にもお参りして、泉鏡花の生家のあったつま先上がりの小路を通って宿までお帰り下さい。これがまず一日目の夜の日程です。

続いて・・・一日目のランチと翌日のランチをまとめて・・
一日目お昼は・・・11時に金沢駅に着いて、近江町(武蔵)には遅くても11時30分・・チェックインはまだ出来ないかもしれませんが、とりあえず荷物をホテルに預けてと・・
この日のランチはせっかくなので近江町で。というコトでオススメはまず「井ノ弥」(いのや)。一オシは「井ノ弥どん」850円です。(魚介がはみ出るような丼は・・・あまりオススメしません・・・)出汁醤油をたっぷりかけて召し上がってみて下さい。一日目は月曜日なので行列にはなってない・・と思います。
食べ終わったら・・・とりあえずフラフラと市場内のカフェ・アルコ・メルカートへ。和菓子じゃないんですが「金澤オリジナルスウィーツ」も楽しめるオープンカフェです。
「一日目も和菓子が食べたい♪」というコトであれば、森八の茶寮 近江町で。こちらも近江町隣接です。

翌日は21世紀美術館というコトなので、香林坊〜片町方面に出かけましょう。
近江町のある「武蔵」〜2駅先の「香林坊」間は全てのバスが100円です。つぎつぎ来るのでテキトーに乗って下さい。
片町は金澤一美味しいお店が集まっている場所。どうしていいか…ちょっとアドヴァイスし難いんですが
ここはそうだな・・・美味しい魚は沢山食べた・・・と仮定しておそらく日本一美味しいカツ丼の「ぶんぷく」はどうしょう?

グリル・オーツカのハントンライス(金沢にしかないメニュー)をハナシの種に、という手もアリ。
味は・・・79点!くらいなんですが(懐かしいシンプルな味付け)初めての方だと83点くらいつけてもらえるかもしれません。

まだまだ和食が食べたい♪のであれば犀川まで歩いて(2〜300メートル)寺喜屋さんでもいいし・・まあまだ30件くらいは大オススメあるんですが(だから行列も出来ません。お目当てのお店が満員でも・・・すぐそばの、同じくらい美味しいお店に行けばいいだけ)

「和スウィーツ」の店としてはずせないのが「つぼみ」。21美に隣接している・・・くらいの場所にあります。西外惣構掘&用水を眺められる&溶け込んでいる金沢らしいお店。オススメ。小さいお店なので予約された方がいいかも。
兼六園、内橋亭もオススメです。この方のブログにある様に「景色までセット」なのでオススメなんですよ。霞ヶ池という、兼六園の中心にある池に張り出した素敵なロケーションです。

補足情報(補足していくとキリがないのですが・・ちょっとだけ)
一日目の夜、犀川を渡って寺町方面にタクシーで
玉響へ来るというオプションもおすすめです。美大からは車だと割と近いです。こちらもとっておきの金澤体験になると思います。(要予約)
ホームページもなかなかしっとりと趣深いです。空海さんの向かい側に 姉妹店「輝」もあります。(素敵な写真と記事のブログがあったのでリンク)
まだまだご紹介したいのですが・・・・今回はまずここまでの情報を参考に回られてみてください。

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